tossy’s blog

とっしーの日常やライフハック

阪大と神大の編入試験を受けた話

おはようございます、とっしーです!

 

本記事では、私が神戸大学工学部に編入合格した時の体験記を中心に大学編入について記したいと思います。

これから大学編入を考えている方に少しでも役立つような情報を提供できたら幸いです。

 

かるく自己紹介

私は高専から神戸大学工学部に編入しました。

 

高専在学時の成績は、1年の初めのテストで16/42位でそこからどんどん下がっていき(笑)、そして3年で29位になった時に「これはまずい」と焦り、最終の成績はなんとか14位でした。

英語は中学生の時からすこーし得意でしたが、どの科目も授業だけで理解なんて到底できず、地頭が良いとはいえないタイプでした。

また低学年次は部活と遊びにあけくれ、勉強はテスト前だけしていました。

 

しかし3年の春休みに留学に行ったことで英語学習に火がつき、4年の夏にTOEIC SCORE 765をとりました。

とはいえ低学年次に遊びまくったツケで、英語以外の科目に関してはほぼ0知識からのスタートでした。特に情報系科目は苦手だったので、専門が電磁気だけのところを選んだ結果、

 

私の志望状況は以下のような感じでした↓

1.大阪大学 工学部 電子情報工学科  不合格

2.神戸大学 工学部 情報知能工学科  合格

3.専攻科  未受験

4.神戸大学 海事科学部 ロジスティクスコース  合格

 

ご覧のように大阪大学に向けても勉強していたので、阪大編入の方にも参考にしていただければと思います。(落ちたけど!)

 

科目別解説&使用教材

・英語

神大の英語は難しくありません。

問題構成は①長文、②文法問題、③英作文だったと思います。

 

①長文は大阪大学の過去問が解けるようになれば余裕に感じると思うので、そういった過去問で実戦練習をつむのがよいでしょう。

また、並行してポレポレ英文読解プロセスをやるのがおすすめです。

たったの50問なのですぐ取り掛かれますが、そのわりにはかなーり難しい読解分が収録されており、読解力がつきます。リーズナブルという点でも非常におすすめです。

 

また、単語の意味を予想させる設問がでがちなので、まだ試験まで余裕がある場合は単語を基礎から学ぶことをおすすめします。これによって単語の意味を予想しやすくなるだけでなく、副産物的に単語の意味を覚えるのも早くなります。

 

 

②文法問題はNextstageという参考書を使っている人が多かったです。

しかし私はあの分厚い本がおっくうだったので、iPhone動画英文法という有料アプリをつかっていました!

このアプリは文法問題が2700問収録されているのですが、その全てに丁寧な解説動画がついています!かなりおすすめです。

 

③英作文はドラゴンイングリッシュと、その完全版である英作文が面白いほど書ける本を使いました。

面白いほど書ける本 → 入試直前にドラゴンを暗記といった使い方がおすすめです!

面白いほど書ける本は、これ一冊で英作文のエッセンスが完璧に学べるので、章末演習以外だけでも3周ほどやって欲しいと思います。

それとは違いドラゴンは、テクニックを暗記してそのまま本番にいかすものなので、直前に覚え切るのがおすすめです。

 

 

他にも私は速読英熟語なども購入したのですが、阪大神大編入に関しては不要だったと思います。イディオムはでても簡単なものだということです。

 

また単語はDUOを使っていましたTOEICを受けたときもDUOを使っていたので、かなり使い込んだと思います。しかしながら、受験3ヶ月前ほどから仲間たちの間で「はたしてDUOで本当にいいのか?」という声があがりました。

というのも、DUOは絶対でんやろこれ!と言いたくなるような単語がたくさん出てくるからです!

 

結局私も受験2ヶ月前からは学校で使っていたDataBase4500を使用しました。

神大受験は基礎単語をしっかりおさえることが大事だと思います。なので単語帳はぶっちゃけ学校で使ってるやつで大丈夫です。

 

 

・数学

次に数学について解説していきます。

神大の数学は難問はあまり出ません。なのでやるべきことをしっかりやっておけば、地頭がよくなくても解けます!

 

私は主に「新・編入数学三種の神器とよばれる3冊と実際の過去問を使いました。

「新・編入数学三種の神器とは、徹底研究・大学編入のための数学問題集・過去問特訓です。

 

 

受験勉強を開始した3年の夏ごろは、一問も解けないようなレベルでした。

そこからまず、授業で使っていた大学編入のための数学問題集を半分ほどやりましたが、この問題集は少しむずかしく、基礎ができてない私にはしんどかったです。

 

やみくもにむずかしい問題を解くのではなく、基礎をまず学ぶことが必要だと感じたので徹底研究に取り掛かることにしました。

 

徹底研究は例題が豊富でわかりやすく、私の肌にあっていました。5周はしたと思います。

こうして一度徹底研究をはさむことで、大学編入のための数学問題集もある程度解けるようになりました。

 

春休みおわりごろからは過去問特訓をやり始めました。

過去問特訓はC問題がかなりむずかしいものがあるため、はじめは余力があればC問題をやろうぐらいにおもっていても大丈夫だと思います。

ですが、各章のはじめのページはしっかり目を通した方がいいです。

私の年の神戸大学の数学はここから一問でました。

 

ほかにも徹底演習という教材が有名ですが、誤植がおおいうえに過去問であまりみない問題もおおく見受けられたので、実力が足りない単元だけやるという使い方でいいと思います。

 

また大阪大学を受験する場合は、確率統計の勉強が必要です。これに関しては「確率統計(高専テキストシリーズ)」がわかりやすく圧倒的におすすめです。

 

 

過去問については、ゴールデンウィークあたりから解き出すのがよくあるパターンです。

私は阪大の過去問を12年分ほどときましたが、神大を受ける場合は傾向がにている「筑波大学」、「神大理学部」などもおすすめです。 

 

・物理

次に物理について解説していきます。

阪大の力学はわりとよく見る問題がでます。しかし神大はたまに宇宙のトリッキーな問題を出してきたりするので、ある程度幅広く目をとおすようにしましょう。

 

また編入勉強において物理の勉強方法というのは、王道が確立されていない代表的な科目だといえます。「これさえやっておけば」という参考書がないのです。

物理においては「参考書半分、過去問半分」だと思ってください!

 

私はまず基礎物理学演習(黄色い本)をやりました。

この本では大学レベルの物理学が学べます。2周ほどやりましたが、この本の半分ぐらいは編入試験にでない範囲のもの(応力や熱の難しい範囲など)なので、これをやって微積を用いた物理の解き方を覚えましょう。

 

 

つぎに編入物理に欠かせない教材をやりました。それが「物理のエッセンス」です。 

 

赤い方には力学のよくある問題のパターンがたくさん載っているので、2、3周はしておいた方がいいと思います。(もちろん微積で解こう!)

かなり質の高い教材で、阪大の熱と波動はエッセンス一冊と過去問で大丈夫なぐらいです。

ぜひ使い込んでほしいと思います。

 

 

過去問は阪大約10年分と神大4年分を中心に、北海道、東北、名古屋など友達の志望校の問題を解いて答え合わせをしていました。

 

またわからないことがあれば分厚い専門書を読んでみるのもありだと思います。

私は熱学の証明問題でわからなとこがあったときに「物理学」という本を読んで解決していましたので、以下に紹介しておきます。(神大は熱学はでません。(2020年度現在))

この専門書は、京大の編入試験に受かった友達も1ヶ月ほどかけて読み込んでいました。

 

 

・電磁気 

私は高専在学時は電気科でしたが、恥ずかしいことに電磁気の勉強開始時(春休み終盤ごろ)は一問も解けない状態でした。ここでは0からスタートする電磁気の勉強法を解説します。

 

電磁気は神大では物理とセットになっています。

阪大では電磁気は専門科目になっていたことから、物理のエッセンスとは別に大学向けの参考書を使っていました。

順番としては、物理のエッセンスの電磁気を2周ほどし、そのあとに電磁気学演習の電磁波以外を2周、それに並行して過去問を解きました。

 

 

過去問は阪大の約10年分と神大のほかにも、名古屋など他大学の電気科の電磁気を手当たり次第解いていました。

 

さて、電磁気に対して苦手意識をもっている人は少なくないと思います。

その原因としては、高校レベルの知識では電磁気は「公式を覚える単元」でしかないからです。

 

神大編入試験に大学レベルの電磁気の知識が本当に必要なのかはさておき、微積を用いた大学レベルの電磁気を勉強していると電磁気を本質的に理解でき、「公式を覚える単元」ではなくなります。それにより遥かに解くのが楽になることは間違いないでしょう!

なので他の科目にある程度見通しがついているなら、電磁気学演習を解いておくことをおすすめします。(数学や英語にくらべ、あくまで物理の半分でしかないので他教科を優先しよう!)

 

・小論文

さいごに小論文のやり方も紹介しておきます。

あくまで主観ですが、神大の小論文は小論文としての文の書き方よりも、内容を重視していると感じました。なのであまりガチガチに小論文にむけた勉強をする必要はありません!

私は勉強の合間や寝る前などに以下に紹介する本を読んでいました。

 

 

この本を試験の2ヶ月前ぐらいからぼちぼち読んで、ある程度頭にいれれば小論文の書き方はある程度つかめるでしょう。

また、試験1ヶ月前には一度過去問を解いてみて、先生にみてもらうのがいいと思います!これによって大人視点の意見を聞けることはもちろん、ある程度小論文の勉強をやったという自信につながります。

 

内容に関しては、過去問から傾向をつかみます。情報知能工学科だと、AIのことなどある程度聞き慣れたテクノロジーが多いので、テーマを予測しやすく、また小論文も書きやすいと思います。

私の場合は試験の3日前ぐらいにたまたま「中田敦彦YouTube大学」で解説されたテーマが出たのでかなりラッキーでした。(笑)

 

このようにテーマをある程度予想して、YouTubeで時事ネタを学ぶのもいいかと思います!

 

お世話になったのでリンクを貼っておきます。↓↓

www.youtube.com

 

おわりに

本記事では神戸大学大阪大学編入試験を受けた筆者の体験に基づき、勉強方法などについて書きました。

 

これから受験を控える方にとって少しでも参考になればと思います!

質問などございましたら、コメントでも受け付けます。

 

読んでいただきありがとうございました!